2021/2/7 「ババヤガの夜」

・「ババヤガの夜」王谷晶 を読んだ。f:id:alcholic:20210208081420j:image

煽り文が良かった(血、暴力、二人の女)ヤクザのホモソーシャルに投げ込まれた異物の女と畏怖を持って扱われる姫の関係性文学。柳さんが好きだな ああいう掴み所のない男が好き… 大掛かりなギミックではないんだけどしっかり伏線回収していたし、収まりがよかったな。あと文字が大きくて読みやすい…そういうつもりで読んだわけじゃなかったけど、これは世間でフェミニズム小説と呼ばれるらしい。ふーん…

 

・久々に本が読めてよかった

ババヤガの夜は夕飯後の2時間くらいで読破してしまったんだけどようやく読書のやり方を思い出した気がする。パワハラで職を辞したころは本当に読めなかった…1行、目が文を舐めて全然意味が取れなくてもう一回読んで…というスピード感だったのですっかり嫌になってしまっていた。そのぶん映画をたくさん観たんだけど。今年は本をたくさん読みたいな。