2022/04/14 ひらめけわが視界

・偏頭痛と閃輝暗点持ち、でした。

・めっきり閃輝暗点出なくなったな〜…転職してからは一度も出てないかも。前職のころはカフェイン離脱なのか、土曜日や日曜日にひどい頭痛が起きて転げ回ることが多かった。

忘れられないのがウテナを一気見してたらどんどん頭が痛くなってきて、最終的には部屋を真っ暗にして唸ることしかできなくなった日。あれからウテナ見てないな。

閃輝暗点は中学から高校にかけてがいちばんひどくて、発作でほぼ視界がないまま自転車乗って帰ったこともある。危なすぎる。

発作が起こる少し前からだんだんと言いようのない視界の違和感があって、あれが嫌だったな…

文字が読めなくなるんだけど、五文字以上の単語をパッと見で意味が取れなくなる。

「すべりだい」←見た瞬間ぱっと青色のゾウさんの滑り台が浮かぶ。

「すべりだい」←す、べ、り、だ、…

あぁ、滑り台か… こんな感じ。到底授業どころではなく、一刻も早く暗いところで横になりたいのだけどなかなかそうもいかず…

次のステージはフラッシュが焚かれた時の目に残ったような残像が視界に小さく出てくるようになる。これは時間が経っても消えないし、いろいろ目を動かして瞬きするとぐにゃぐにゃした不定形の形がはっきり見える。虹色の光るアメーバみたいな。

で、この小さな残像がどんどん広がっていく。もうこの時点で気分が悪い。点滅してるし。芥川が半透明の歯車と呼んだのがこの残像だけど、私はギザギザというよりモニャモニャしていることが多かった。やがて視界の左半分くらいが残像に覆われて、右下のわずかな視界で日常をやっていくしかなかった。

そのあと来る頭痛、これがひどい。本当に頭がガンガン鳴ってるし、気分悪いし。本当に頭が割れるかと思う。対処法はたった一つ、暗い部屋で布団をかぶって過ぎ去るまで眠ること。三時間くらいさんざん体を荒らして頭痛は去っていく。

頭痛がいなくなってもすぐに文字は読めない。ぼんやり天井を見ているとそのうち脳が元のように動き出すようになる。

・病院にもかかったんだけど医者の言うとおり歳をとったら治ってしまったな。