2021/02/27 花束みたいな恋なんてするな

・「花束みたいな恋をした」を観た。

嫌な気持ちになった。いい映画だった(私はいい映画の基準は見たあとにどれだけ悶々できるか?だと思っている)。ずっとふたりの生活と終焉と幕引きについて考えてしまう。前評判はサブカルの人々向け、だったからそのような気持ちで見たけど、好きなライターの「結局何が好きなのかいまいちわからないところが不気味」という感想がいちばん芯を食っているように感じた。

個人的には知っている街ということもあり、ふたりの実在性が強すぎて気を抜くと自分の人生を重ねてしまう、という危機感を感じており、その「重ねまい」という努力でどっと疲れた。

一緒に観た妹は労働は悪!と憤っていてウケた。麦の「17時には帰れるんだって!」という言葉に顔を覆っていた。あとで聞いたらそんなことあるはずないから、とのこと。

・余談

同居人に捲し立てるように映画の話をしたが、「聞く限り嫌なタイプのオタクだね!」と言っていて救われた。私たちの現実との差異を見つけたほうが楽なので…

 

・これはメチャクチャおいしかったピザ

酸味が効いてて辛くて最高!メキシカーナ…みたいな名前。

 

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