2021/07/15 立て直しながら

・だいぶ続いていたうっすらとした体調不良がスキッと治った。何…?おそらくホルモン関係のなにかか、梅雨に準ずるなにかだったが…

・同居人不在の夜だったので、カレーライスを作り、短歌をまとめ、お風呂を沸かして入った。毎日こうありたい…

 

世界いち可愛い犬が死にまして/

君はだれにも似ていない

・これいいな!と思ったんだけど字足らず、でも似ていない、になにか付け足すのも違う…と思ったのでタイトルに使おうかな。短歌、ひと月くらいサボってしまったので電車に乗りながら死んだ犬のことを考えていたんだけど、半年過ぎて記憶のディティールが失われつつあることがおそろしい。彼と離れて暮らすようになって5年ほど経つがその期間、少しずつ忘れていく毛のチクチク、首輪を鳴らす音、水飲みの下手さ、散歩のときのリードをひく力加減、太もものたくましさを帰省のたびに思い出していたのだな、と…もはや明確に思い出せるのは彼のストーブに向かう背中くらいのものだ。いやに人間くさい座りかたをする犬だった。

 

 

 

・身に覚えがある。Twitterふうに言うと、ちくちく言葉すぎて泣いちゃった。

過去の出来事に悲しんだりショックを受けること「だけ」なのでその後、ああならないためにどうすれば?これからどうしていこう?といった建設的な反省につながらない。起きてしまったことは変えられないのに、何度も反芻して冷や汗をかき、わたしというやつは…と天井を睨む。

・ここでは主語はわたしであり、起きてしまったトラブルではない。視点が「わたし」でしかないのでこれ以上発展のしようがない。改善策を考えるのではなく、至らなさに浸るだけだから当然、自己肯定が下がる。そんなやつがうまくいくわけがなく、喉元すぎたころにまた失敗する。そいつがいままでの記憶と合わさって、大きな波になって夜に襲いかかる。眠れないのであらゆるパフォーマンスが下がる。失敗する…

・このループを抜け出すにはどうするか?簡単なことで、主語を「トラブル」にする。すると、なぜ起きたか、がわかるようになる…

・らしいが、そんなことできたら苦労しないのよ。それにはまず、まるで昨日のことのように温度と実感と冷や汗をもって再現される失敗、失態、失言をもう少し色褪せさせてくれないか?